なみきの部屋

シンプルに。簡単に。ミニブログ。

いい文章を書くコツはラーメンにある

良い文章とは完読される文章である

文章がわかりづらかったら?

読み進むのをやめてしまう人の割合が増えていくはずです。

テンポが悪かったら?間違いだらけだったら?

やっぱり離脱者は多くなる。

自分の役に立たないと思ったら?

内容と比べてあまりに長文だったら?

雑誌でもウェブでも、ページをめくるか閉じてしまいますよね。

そういったこらえ性のない読み手に情報を不足なく手渡し、メッセージを伝えるために、私たちは文章力を磨かなければならない。

 

完読される文章、完食されるラーメン

ダメな文章は「食べきれないラーメン」。

フラリと入った店で出てきたラーメンが目の前にあるとして、あなたはどんなとき、食べきれず残してしまいますか?

「多すぎる」「伸びてる」「麺ののどごしが悪い」「虫が入ってる」「店内が不潔」「具がなくて短調」「食べたかった味じゃなかった」「味が濃すぎ」「逆に味がしない」

順に言い換えればつまりこういうことでしょう。

「多すぎる」→「文章が長すぎる」

「伸びてる」→「タイムリーな話題じゃない」

「麺ののどごしが悪い」→「リズムが悪くてつっかかる」

「虫が入ってる」→「事実誤認がある」

「店内が不潔」→「誤字や用語の不統一がある」

「具がなくて短調」→「繰り返しばかりで飽きる」

「食べたかった味じゃなかった」→「求めていない内容」

「味が濃すぎ」→「主張が強すぎる」

「逆に味がしない」→「得られるものがない」

したがってこれらの逆をいけば完食されるラーメン、すなわち完読される文章に近づいていくことができそうです。

ラーメンも、文章も同じでおいしく完食できる一杯を役に立ったと感じる一記事を提供することが大事。

  • 適切な長さで、旬の話題で、テンポがいい文章
  • 事実に沿った内容で、言葉づかいに誤りがなく、表現にダブりがなく変化の付けられた文章
  • 読み手の受容則した、押し付けがましくない、有用な文章

このようなトッピングを加えながら誰もが引き込まれるようなおしまいまで読んでもらえるような完読される文章を目指していきたい。

 

悩まず書くために「プラモデル」を用意する

書き始める前に主眼骨子を組み立てることが大事。

主眼とは、テーマのことでその文章で何を言うのか何を言うための文章なのかという目的のこと。

骨子は、主眼を達成するための骨組みのことで「要素」「順番」「軽重」の3つから構成されてて

要素:「何を」話すか

順番:「どれから」話すか

軽重:「どれくらい」話すか

この3つどれかひとつでも欠けても骨子としては成立しない。

主眼と骨子について「プラモデル」を例に。

丸太とノミを渡されて「これでガンダムを作りなさい」と言われたらどうしますか?

もしくは紙粘土を渡されて「これで宇宙戦艦ヤマトを作りなさい」と言われたら。

ガンダムもヤマトも、プラモデルだったらどうでしょう。

出来はさておき小学生だって完成にこぎ着けます。

なぜ誰でも簡単にプラモデルを作ることができるのか?

その理由はあらかじめユニット化されたパーツが用意されていて箱絵で完成イメージを確認して取扱説明書の指示通りに組み立てるからなんですね。

  1. パーツ
  2. 取扱説明書
  3. 箱絵

その手法を作文に適用することで誰でも簡単に、間違いなく文章を書き上げられる。

では具体的に書き始める前に何を決めればいいのか?

  • 「どんなことを伝える文章なのか」を定めておく(箱絵)
  • 「何を言うか」をトピック化して並べておく(パーツ)
  • 「どれから」「どこを重点に」組み立てるかを決めておく(取説)

これで作文という行為が、あとは組み上げるだけの状態にまでプラモ化できました。

プラモの3つの中身は、「主眼と骨子」に、ほぼ対応していると言っていいでしょう。

つまり「箱絵=主眼」「パーツ=要素」「取説=順番・軽重」という具合です。

「書き始める前に主眼と骨子を決めておく」とは、言い換えれば「作文をプラモ化しておく」ということ。

「何を書くか」で文章の速さと質がある程度決まる。

なので、文章を書く前はぜひ

箱絵=主眼

パーツ=要素

取説=順番・軽重

を決めて、プラモ化してから書き始めると

きっと完読されるいい文章が書けると思う。

 

まとめ

  • 完読される文章こそがいい文章
  • 文章力を磨く理由は、こらえ性のない読み手に情報を不足なく手渡し、メッセージを伝えるため
  • 文章を書き始める前に
  1. どんなことを伝える文章なのか」を定めておく(箱絵)
  2. 何を言うか」をトピック化して並べておく(パーツ)
  3. どれから」「どこを重点に」組み立てるかを決めておく(取説)

上記以外にも

  • 構造シートをもとに書き始める
  • 文章は意味・字面・語呂の3つの見地で読み返す
  • 情報を列挙するときは語句のレベルを合わせる
  • 便利な「こと」「もの」は減らす努力を
  • なんとなくのつなぎ言葉を使わない
  • 人物名で始めると目を引きやすい

などなど

 

いかがだったでしょうか。

小学生の頃に、作文が凄く上手い人とか居なかったですか?

ああいう人達は無意識に出来てるんですかね、ホントに羨ましいです。笑

このブログもミニブログと謳っているので、口説くならないように、頑張ります泣

 

以上

なみきの部屋からのお便りでした。